紙袋を丈夫にするためのアイデアとは

2019.06.10

紙の工夫について

普段当たり前のように使っている紙袋には、丈夫な作りにするための様々な工夫が施されています。素材となる紙には大きく分けて上質紙とクラフト紙があります。上質紙は繊維が細かく砕かれた紙であり、クラフト紙は繊維のキメが粗い紙です。繊維の細かさと紙の丈夫さは反比例するため、クラフト紙の方が丈夫さは上がります。 紙袋によく用いられている上質紙は、コート紙と呼ばれるものです。印刷の発色性が高く、平滑性と光沢があるのが特徴です。一方、クラフト紙の中では片艶晒がよく用いられます。片艶晒は、クラフト紙を漂白し、片面にプレス処理が施して艶を出したものです。クラフト紙はそのままの状態だと印刷適性が低いのですが、プレス処理を施すことで印刷との相性が上がります。同じようにクラフト紙を漂白してプレス処理を施してあるものの、艶がないタイプは晒クラフトと呼ばれます。マットな和紙のような風合いが魅力で、和菓子や和雑貨などを入れる袋によく使われています。漂白もプレス処理も行わないクラフト紙は未晒クラフトと呼ばれます。漂白剤などのケミカルな薬品を用いないため、昨今の自然派志向の中で人気が高まっています。 紙袋に用いる際には、紙の種類を問わずラミネート加工を行うことが推奨されます。ラミネート加工は、紙の丈夫さや耐水性を上げるために欠かせないものです。それだけでなく紙袋全体のイメージ演出という役割も担っています。ラミネート加工に用いられるフィルムと言えば、以前はグロスやマットなど艶の有無に関わるフィルムだけでした。しかし、最近ではパールやカラーフィルムなど種類が豊富になり、どのようなフィルムを使うかによって様々な表情を演出することが可能となりました。

取っ手を丈夫にするための工夫

紙袋の取っ手はつかむ部位としてだけでなく、重量を支えるだけの丈夫さも必須です。紙の色と合わせて統一感を持たせる方法と、あえて違う色を選んで個性的なデザインに仕上げる方法とがあり、紙袋の雰囲気を決める重要なアクセントとしての役割も担っています。 紙袋の取っ手によく用いられる素材として知られているのは、スピンドルと呼ばれるアクリル製の糸を編んだものです。柔らかくて手触りが良いのが特徴で、太さや色の種類も豊富に揃っています。ポリプロピレンの糸を同じ方法で編んだPPスピンドルと呼ばれるタイプもあります。通常のスピンドルと比べて光沢があり、水に強く丈夫なのが魅力です。ポリプロピレンの糸を綱のように一方向にねじって作られた取っ手はPPツイストと言います。絹のようなシルエットとなり高級感が出るのでジュエリーやワインの袋によく用いられます。 また、アクリルの糸を平たい形状に編んだ平紐も、代表的な取っ手の素材です。柔らかくて存在感があり、アパレルショップなど個性的なデザインでサイズが大きめのショップバッグに用いられています。女性向けのアパレルショップや雑貨店のショップバッグによく用いられる取っ手としては、リボンがあります。サテンやグログランといった素材があり、穴に通したリボンを蝶々結びすることでフェミニンな雰囲気を演出できます。なお、最も水に強く丈夫な取っ手とされているのが、プラスチックでできたタイプです。取っ手の根元にある凹凸を互いにかみ合わせることで袋の口を閉じることができます。 丈夫な紙袋を作るためには、取っ手を通す穴の部分にも工夫が欠かせません。穴の部分に金具を取り付けるハトメがよく用いられます。重量に耐えられるだけでなく、高級感を出す役割もあります。

丈夫な紙袋のメリット

紙袋を丈夫な作りにすることで、用途が広がります。従来品では強度が不安だった重い荷物を入れることも可能となり、様々な分野に用いられています。例えば、家電製品や精密機器などです。ジュエリーやアート作品のようなデリケートなものも入れられるようになりました。また、ラミネート加工によってある程度の耐水性を持たせることで、わざわざお店でレインカバーを取り付ける必要がなくなり、雨の日にそのままの状態で持ち歩きをすることが可能になりました。ただし、ラミネート加工による耐水性はあくまでも日常的な水ぬれに対して耐えられるという意味に過ぎず、大雨の時には避けるべきです。もちろん、プールや海などでの使用も控えるのが賢明と言えます。 丈夫な紙袋は、時間が経っても劣化が極めて少ないので長期間荷物を入れて保管しておくのにも向いています。例えば、お店のポイントを貯めた景品や、記念日などの特典としてのプレゼントをあらかじめ紙袋に入れた状態で用意しておき、倉庫で長期間保存することもできます。丈夫な紙袋は再利用の際にも様々な活用ができるので、喜ばれることも多くなっています。 丈夫な紙袋は破れたり水でもろくなったりする心配がなく、安全に運ぶという運搬面でのメリットと、長期間劣化せず保管できるという保管面でのメリットがあります。つまり、企業と顧客双方にとってメリットが高いと言い換えることができます。デザインにこだわることでより一層顧客に喜ばれ、企業イメージを高めることにも繋がります。素材へのこだわりはもちろんですが、ロゴの印刷にもこだわりが必要です。箔押しや浮き出しといった他とは違う手法でロゴを際立たせると印象に強く残りやすくなります。

 

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